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私が思っている事:2013年1月(A to Z 復刊 第1号掲載)

最近の私の頭の中は「私のゴールはどこだろう」だ。ゴールといえば最終点。

なにをもって自分の人生よくやったと言えるのか。子供が健康に成人することか。年金をもらえるまで、元気に仕事をすることか。尾﨑病院がさらに発展し、職員に鳥取県1番の給料を払えるようになることか。どれもちがう。なにを目指しているのか。やはり、すべての人が安心して人生の後半をその人らしく送ること支援することだ。とても一生懸命70歳、80歳まで社会のため、家族のため頑張ってきて、そこで病気になり、自分だけでは生活が送れない状況になった場合、そこに待っているのが、やさしさも尊厳もない環境だったらどうだろう。しゃべれなくても、いつも悲しみでいっぱいで、食べたくないし、体は小さく、小さくなっていってしまうのは自然かもしれない。私は最高にやさしく、親切で尊厳をもった環境が鳥取市のどこでも整ってほしい。尾﨑病院だけでなく。そのためには市中病院、施設と顔の見える関係をもち、それぞれの何が問題で、入院受け入れ病院、介護受け入れ施設で何が望まれているのかを話し合い、解決し、決して患者、家族に不安がないようにする連携が必要だと思う。また、各病院、各施設でよい取り組みや看護、介護、リハビリの方法を共有できるようになるとより一層お互いが高められるだろう。自分の病院だけが評価されればそれでよいのではなく、一人の人が最後までよい人生だったと思えるように連携がとれるようになれば、それが自分のゴールかもしれない。

あっ、もうひとつ。「褥創ゼロ」褥創をしゃべり始めたら止まらない。が、すこし。病気でつらい思いをしていたり、終末期にいる人にさらに追い打ちをかけるように褥創をつくってしまうって・・・どうよ。だんだんヒートアップしていくのでやめます。私の熱い思いは皆につたわっているとおもうから。

尾﨑 舞

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