尾﨑病院は鳥取県東部にある病院です。人工透析・リハビリ・健康診断・乳がん検診(マンモグラフィ)などお気軽にお問い合わせください。
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理事長就任4年目を迎えた。1年目は否応なく、がっつり働かなければならない環境だった。人手がなく、病棟、外来、検査、透析と毎日ひたすら病院内を歩いていた。
そして、理事長が一番働かなくてはならない、1日の歩数は誰にも引けをとらないだろうと思っていた。それが自分の満足であったかもしれない。PHSがひっきりなしになる状態を嫌悪しながら、頑張る自分に酔っていたのかもしれない。今、常勤、非常勤医師が増え、少し勤務に余裕が出てきた(検査を全くしなくてもよくなった!受け持ち患者数が減ってきた!)。時間ができた。考える時間ができた。思い返してみる。しんどいけれども、めちゃめちゃ働いているほうが楽と。ただひたすら目の前にあるしなければならない事に、一生懸命になれる体力、精神力があり、しなければいけないことがある状況が一番充実している。自分を振り返り、理事長の役目は、自身がめちゃめちゃ情熱的に体を動かして働くことではないのではないか。病院はどこに向かうか考える。病院がどうあらねばならないか考える。何が問題か考える。スタッフがめちゃめちゃ情熱的に働くことのできる環境を、どう作るか考える。色々考えるとなんだか分からなくなり、どうすべきかが見えてこなくなる。でも、考える。自分が体力にまかせて働いて、ああ働いた!と言っているほうが充実感あり。でも、そんながっつり勤務は理事長の役目ではなかっただろうなと思う。
しかし、どうしても働かなければならない状況でしたから・・・そんな状況でスタッフを振り回し、時間外労働になってしまっていたことを申し訳なく思う。自分の働きを振り返ってみることができなかった頃によく見た夢は、“○○さんのことで相談ですが。”
“えっ、○○さんって? あーー!!入院から全く診察にいっていない!”。こんな夢を見るのは、診療していて“これではいけない!受け持ち患者さんが多すぎる。患者さんに申し訳ない”と常に思っていたからだと思う。
さあ、そんな状況から脱しつつある今、もう一度改めて自分の役目を考えてみたい。
そして、スタッフに大変な思いをさせてしまった環境を変えていき、生き生きと仕事をし、定時には仕事が終わることのできる体制を整えていきたい。
新たな4年目で、尾﨑病院の医療環境が変わりつつあるのを実感する。医療レベルが向上してきている。私も、理事長レベルを上げていけるよう精進したい。